ブランディングのコンサルティングは会社にいかにコミットできるかで成否が変わる

2021.08.27

税金や法律のコンサルタントと違い、ブランディングを専門の企業に依頼する場合、どれだけその商品やプロジェクトに熱量をもって取り組んでももらえるかがとても重要です。

商品やサービスはそれぞれに特徴やマーケットが違います。そのため、そうした部分をしっかりと考慮してマーケティング的な戦略やクリエイティブなワークを行なっていくことが重要だからです。ここではブランディングへのコミットメントの重要性を解説します。

コンサルティングは業務にコミットしないとうまくいかない

どのようなコンサルティングも専門的な知識を商品としています。それはブランディングに関するコンサルティングも同様です。

ただし、単純に専門的な知識を展開するだけではブランディングのコンサルティングは成果が出せません。そこにはしっかりとクライアントの状況やブランドの特性を把握していく「発見力」がなければいけません。

なぜなら「ブランディングをしていくこと」は特定のやり方やフォーマットに乗っかって実施する戦略の展開だけで達成できるものではないからです。それぞれのブランドに合わせて、状況を把握し、ブランディングをしていくことになるからです。

そのため、専門知識だけでなく、気づく力や分析力、そして臨機応変な応用力なども必要です。

ブランディングについての学習的な側面だけを知ってもなかなかうまくいかないのはそのためです。ブランディング会社を選択する時にはどんな実績があり、どういった人物が担当するかが重要なのは、こうしたことが関係しています。

独自性を掴み、広げることがブランディングには重要

また、ブランディングをコンサルティングしていくということは、それぞれのブランド、つまり商品やサービスにいかにそのコンサルタント自身が近づけるかが重要になります。

つまり、業務にしっかりとコミットしないとうまくいきません。マーケティングのテクニックを駆使するだけではその場しのぎで終わってしまいます。自らがそのブランドのチームの一員としてしっかりブランドの思いやコンセプト、特徴をしっかりと理解しなければ、ポイントは掴めてこないからです。

「コミットする」という意味は「参加する」程度のニュアンスで用いられていることも多くありますが、この場合はその本来の意味どおりです。コミットの本来の意味である「結果に責任をもって加わる」ということが重要です。

外注として単純な支援として仕事をこなすのではなくいかに「自分ごと」として取り組めるかが重要です。また、これはクライアントにしても同じことがいえます。「任せきり」「丸投げ」ではやはりうまくいきません。ブランディングしていくには、クライアントとコンサルタントがいかに一つのチームとして取り組めるかが重要になってきます。

そういう意味でやはり「コミットする」というキーワードのもとに取り組むことがまずは必要になってくるのです。そのため、しっかりと関係性を築き同じ目標に向いてそれぞれの特技を生かして協力する必要があります。

コンサルティングはそれぞれのブランドに合わせた戦略やその実施をしていきますが、そのためにはクライアントからの情報提供、ブランドへの細緻な知識なども必要なのです。

その両輪がしっかりしていなければブランディングはうまくはいきません。中身のない薄っぺらいものになったり、何かがあればかえって評判を落としてしまうといったことも起きるようになってしまう可能性もあります。

コミットしていくことで、しっかりとブランドの独自性を把握することができるようになります。また、そのユニークさがどういったユーザーに指示されていくのか、どうやったら受け入れられていくのかを実践していきます。

そのため

  • ブランドを背景なども含めて把握すること
  • ブランドを広めるマーケティング手法を持ち、どの方法を用いると効果的か選択すること

この2点がブランディングのコンサルティングには重要になってくるのです。こうしたことはつまり、ブランディングを依頼するクライアントとしても理解しているとより精度は高くなります。同じチームとして仕事していく上では、お客様にこうしたことを理解していただくことはとても大切です。

そのうえで、もしこうしたことを事前に理解していただいているのであれば、実際の業務に取組むスピード感が確実に変わってきます。もちろんチームアップしていくためには時間も必要ですがお互いに理解しあうスピード感は簡単には作れないからです。

コンサルティングは「聴取」と派生する「コミュニケーション」が大切

ブランディングのコンサルティングに限らず、コンサルティングにはまず「聴取」することが重要になってきます。お客様はそれぞれ、いろんな問題、いろんな商品、いろんな業務環境にあります。そうした中で最初から実現不能な理想論を提案したとしても、まさに絵に書いたモチとなってしまい、全く意味をなさなくなってしまうからです。

そうならないためにはしっかりとお客さんのことを知らなければいけません。そしてそのためには、そうしたことをしっかりと聴取する力が必要です。うまく話せることが重要と思われがちですが、そうではありません。商品に対する思いや苦労などもしっかりと汲み取っていくことのほうがよっぽど重要です。

これはブランディング会社を選ぶ際にも重要なことです。口のうまい人は一見、いろいろなことを実現できそうな印象を持たれます。しかし、話すこと以上に「聴くことのできるコンサルタント」を選ぶことが重要です。そうしたことも含めて真摯にチーム全体で取り組めるかどうかがブランディングの成功に関わっているといえます。

また、ブランディングは常に変化を求められます。ユーザーのニーズは時代に合わせて変化し続けます。もちろん変わらない良さというものもあります。しかし、必要とされなければブランドは廃れていく以外に道はありません。それぞれの時代にマッチしたものであり続ける必要があります。

そのため、常にブランディング会社とクライアントはコミニュケーションを取れる環境である必要があります。直接あったり、時間をある程度共有できる環境にあることが重要視されるのはこうした背景にもあります。

そのため一方通行の関係ではよいブランディングの実施は難しくなります。

一方で、こうしたことを解説すると定期的な話し合いなどに転換されることがあります。しかしこれは必ずしも必須ではありません。いつでも取ろうと思えば連絡を取り合える関係であることのほうが重要と言えます。

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ブランディングはいろんな場所へ広がっている

ブランディングは商品そのものだけでなくいろんなものが関係してきます。

デザインや操作感などの基本的なものだけではありません。

  • どういったパーツが使われているか
  • 環境に配慮されているかどうか
  • 製造に関わる人の労働環境
  • 企業姿勢や販売員のパーソナリティ

こういったこともブランディングでは重要視される側面があります。特に最近ではサスティナブルな取り組みへの配慮などが注目され、SDGsにも注目が集まっています。

またその中で、一緒に働くスタッフへのブランディングも必要です。そうした意味ではブランディング会社も同じです。共感の多い企業と組むことはとても重要です。従業員へのブランディングは「インナーブランディング」という用語もあり、特にサービス業では重要視されています。

【参考】従業員が会社のブランドをつくる!「インナーブランディング」について

インナーブランディングを徹底することで成果を出している企業としては日本ではディズニーランドやスターバックスコーヒーが有名ですが、それ以外の企業でも、しっかりとインナーブランディングをしていくことで製品への信頼度は確実に高くなります。

ブランディング会社を選ぶ場合は上記のような基本的なことを抑えつつ、しっかりとお互いに共感しあえる会社を選んでください。

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