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「ブランディング」と「マーケティング」の違いを一から理解する

一から理解する「ブランディング」と「マーケティング」の違い

「ブランディング(Branding)」と「マーケティング(Marketing)」という言葉。

それぞれどんな意味を持つかご存知でしょうか。

なんとなくイメージはできても、”この二つの違いは?”となると、少し難しいですよね。

このどちらも私たち、かいなの得意分野としていることです。

ここではそんな、かいなで働く私が、「ブランディング」と「マーケティング」の違いについて、それぞれに欠かせない用語も含め、実例を交えてご紹介していきます。

また、ブランディングが持つ本来の意味はどういったものなのかを探っていきましょう。

ブランディングで価値を高め、マーケティングで価値を伝える

「ブランディングとは何か」
「マーケティングとは何か」

まずはこの二つの言葉のニュアンスの違いを簡単に説明していきたいと思います。

ブランディング(Branding)とは

企業、または商品・サービスの「ブランドイメージ」をお客様、あるいは将来お客様になるであろう未来の顧客に持ってもらうこと。

マーケティング(Marketing)とは

企業が自社の商品・サービスのアピールポイントをお客様に伝えていくことで売れる仕組みの中に入ってもらうこと。

ブランディングとマーケティングの違い

商品やサービスなど、そのものの価値を定義し、高めることが「ブランディング」です。

その上で、その価値を多くの人に伝えていく手法やプロセスが「マーケティング」という風に言うことができます。

ランドセルの実例で見る「ブランディング」

ブランディングについて、実際の事例を具体例としてあげて説明します。ここではランドセルを例に挙げてご説明いたします。

かいなが4回(4年)のリニューアルをお手伝いさせていただいているクライアントが萬勇鞄さまです。

萬勇鞄様は丁寧で心のこもった商品を作っているランドセルメーカーです。

ランドセルといえば、以前は赤か黒の色で、よく似た商品が多いという認識の方も少なくありません。

しかし、実際にはニーズの面でそうした市場の状況は変化していきています。そして近年は”ブランドでランドセルを選ぶ”という選び方も増えてきました。

萬勇鞄さまのいちばんの特徴は、手縫いで仕上げることにあります。

そのため、当初、その特徴を伝えるブランディングを行い、購入を決定する保護者、つまりこの場合の多くはママさんたちに「萬勇鞄?あの手縫いのランドセルメーカーでしょ!」と印象付け、覚えてもらうことに成功しました。

これが先述した“「ブランドイメージ」をお客様に持ってもらうこと”です。

2018年度ランドセルの販売にあたっては、「工房系ランドセル」としてのブランディングも行っています。今までの手縫いのイメージに、さらに工房らしさという付加価値をプラスしています。単なる「ランドセル」という製品というだけではなく、「職人が工房で作る、手縫いのランドセル」というブランドイメージを作り上げました。

ブランディングは商品やブランドのもつイメージを良いものにしていいき、印象に残るようにしていくことが重要です。それは見た目のカッコよさや心に残るデザインや、コンセプトを作り上げていく作業でもあります。

マーケティングにはブランディングが重要

一方、「マーケティング」という言葉には広い意味が含まれています。そのため、「マーケティング」という言葉を指すのは、市場調査や広告宣伝活動をして認知を広げること、ニーズを分析して顧客となりそうなターゲットを決めるといったことだけにとどまりません。

定義としてはお客様の求める商品の企画や開発から、売れるための戦略や仕組み作り全体のことを指します。

“アピールポイントをお客様に伝えていく”ための手法には、様々なものがあります。
テレビCM、ポスター、紙面広告、Webサイト、ネット広告、SNS…など幅広く手法として用いられています。

そうした中で、最近はWebマーケティングの重要性が高まっています。

ですが、いずれの方法を用いたとしても「うちの商品は良い商品ですよ」と伝えるマーケティングをするためには、まずは伝えたいブランドイメージがしっかり固まっていなければなりません。

そのためにブランディングが重要となってくるのです。ブランディングがしっかりとしていなければ、伝えるものの軸がなく、情報を受け取った人の心に残らないマーケティングになってしまい、その効果は薄まってしまいます。

Webマーケティングとは

Webマーケティングはインターネットを通して行うマーケティングのことです。

インターネットの利用があらゆる場面で進んでいます。それに比例して現在ではWebマーケティングにおける施策の種類も増えてきています。

例えばSEO対策もそのひとつです。SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略称です。これはGoogleなどの検索エンジンでの検索結果の上位に表示させたり、より露出が増えるように行う施策のことを指す言葉です。

他にもリスティング広告やリターゲティング広告など、WEBでのテクノロジーを利用した広告、SNSを活用したマーケティングがあり、また、その中でもさらに活用方法が洗練されてきています。

こちらについては今後詳しく説明していく予定です。

【参考】初めてのWebマーケティング、特徴や施策を存分に活用するための基礎知識

選ばれるブランド力を育てる

例えば、コンビニでアイスを買うときはどのように選びますか。

ここだけの話ですが、私はアイスなら、バニラアイスが好きです(笑)!

でもバニラアイスって、色んなメーカーのものがありますよね。

「バニラアイスが食べたい」と思って、どのバニラアイスにするかを迷って選ぶというケースに対して、

「○○のバニラアイスが食べたい」

と、既に食べたいバニラアイスのメーカーが決まっているほうが、そのメーカーにとっては当然有利です。

ランドセルにも同じことが言えます。数あるランドセルメーカーの中でも、「萬勇鞄のランドセルが欲しい」と思ってもらえたらとても嬉しいことです。

ブランディングとは、他社との差別化を図るだけではなく、その商品だけの価値観をユーザーに持ってもらうことです。この価値観がつまりブランド力です。このブランド力を生み出すことこそがブランディングなのです。

そんなブランド力を育てていくのが、私たちかいなの役割ということになります。

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価格に左右されない価値

ブランド価値があれば、他社より高い価格でも欲しいと思ってもらうことができるようになります。それにより、利益が向上することもあるのです。

実際に「Appleの新商品だから欲しい」「ヴィトンのバッグだから欲しい」というように具体的な例は少なくありません。価格に関係なく、そのブランド力で「欲しい」と思わせるものは、世の中に沢山あります。

ブランド価値が高くなるほど、もし他社が似た商品を出したとしても、そうした状況には左右されず、「このブランドだから欲しい」とユーザーは思うようになります。

そこまでのブランドになるのは大変なことですが、ここまでくると”ブランディングの成功”と言えます。

価格によって価値が左右されなければ、他社との価格競争にも巻き込まれず、独自のポジションを築くことができます。

便秘薬の実例で見る「ベネフィット」

ブランディングやマーケティングの話になるとよく登場する用語に、「ベネフィット(benefit)」があります。

ベネフィット(benefit)とは

ベネフィットとは、商品を買うことで得られる利益や恩恵のことです。もう少し噛み砕いて言えば、”それを使うことでその人の生活に起こる良いことと”と言えます。

ブランディングとマーケティングに重要な「ベネフィット」

ベネフィットについてこの説明ではまだピンとこないかもしれません。もう少し踏み込んで説明します。ここでも弊社が関わった具体的な例えを交え、ご説明していきましょう。

かいながブランディングのための制作一式をお手伝いさせていただいている昭和製薬さまの「昭和 便秘のおくすり」を例にして解説していきます。

このお薬は100%天然成分で製造されています。腹痛に悩む人の想いに応えたい、そんな想いからできた便秘薬です。

この場合のベネフィットとは何か、こちらを例に考えていただくと分かりやすいのではないでしょうか。

お客様が購入するのは、もちろん「便秘薬」です。ですが、お客様が商品として求めている理由は「便秘薬」ではなく「便秘が治ること」です。便秘が治るという”良いこと”が起こってほしいから、便秘薬を購入したわけです。

さらに言えば、”便秘薬で腹痛を起こしてしまう”といった悩みを解決する「便秘に効きつつ、腹痛にもなりにくい」といった良いことが、追加されるさらなるベネフィットと言えます。

商品の価格に対してベネフィットのほうが大きければ、それはお客様にとって「価値のある商品」ということになります。

売り出す側がこうしたベネフィットをしっかりと理解し伝えていくことが、売れること、つまりビジネスでの成功にも繋がります。

「天然成分だけでできている」「量が調節できる」といった商品の良いところを伝えるだけでなく、「こういった理由から、腹痛にもなりにくい」という「お客様にとってさらにどんな良いことがあるのか」を知ってもらうことが大切です。

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違いを理解すれば、見方が変わる

お客様にブランドイメージを持ってもらう「ブランディング」と、お客様にいかにアピールポイントを伝えていくかという「マーケティング」。

似ているようで違った意味合いを持っていることが伝わったでしょうか。

これを理解していることで、商品やサービスの売り出し方に対して、少し見方が変わってくるのではないでしょうか。

ブランディングやマーケティングについては、今後もこのコラムでご紹介していきます。次回をお楽しみに。

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