要チェックにゃ

BLOG・COLUMN

ECサイトの運営・運用

ECサイト業界はAIの活用が普及することで変化中

ここ数年のAIの普及は目覚ましいものがあります。ECサイトでも接客機能や分析でAIを活用する事業者も増えました。実用可能な新たなAIが登場したり、アップデートを重ねています。

ここでは今一度、改めてAIについて、どういったものなのかといった基礎的なことから解説していきます。

ECへの導入は準備はしておく

ここ数年のITテクノロジーに関するニュースのトップトピックはなんといってもAIです。AIは「Artificial Intelligence(アーティフィカル・インテリジェンス)」の略で、日本語では人工知能と訳されています。

このAI関連の市場には豊富に資金が投入されており、IT大手はすでに積極的に利用し始めています。また、GoogleやAmazonはAIとビッグデータを利用したアプリケーションを外部に提供しています。

今までは人間の手で処理されていた作業をAIに置き換えることで、分析や求める解を出す大きな助けになります。ECに関連する事業はテクノロジーと強く結びついています。そのためAIの導入が進んでいる業態のひとつがECとされています。それを示すように、もっとも積極的にAIを導入して活用しているのもEC最大手のAmazonと言われています。在庫や価格、輸送に至るまで、さまざまな分野にAIを導入して効率化を計ろうとしています。

AIを有効に活用するためには膨大なデータベースが必要です。そのため、すぐに導入しても効果を生まない可能性があります。まだ、慌てる必要はありません。ただし、すでに導入に向けてよく検討はしたほうがいいという状況ともいえます。

実際にEC用のAIが一般に供給されるようになってきました。主にレコメンド機能を強化したり、チャットを利用した接客ツール、そして分析に関連するジャンルです。例えば実際の事例としては、ファッション系のサイトではコーディネートの例を提案するために積極的にAIを用いるサイトが出て来ています。また、チャットボットのAIを利用して接客に用いてサービスを向上しようというサイトも少なくありません。

実際にAIの力を借りることは難しくはありません。自社のWEBサイトのシステムへ導入するには、簡単なコードをサイトのソースに貼付けるだけで完了するものがほとんどです。また、中には無料で利用出できるようにしているものもあります。

しかし実際のところ2020年現在では、必ずしもすべてのECサイト運営に積極的に導入する必要性やメリットがあるのかわかるという状況ではありません。売上をあげることに成果があると言われてはいますが、参考例はまだ多くはありません。しかし、そうも言ってはいられない状況は突然やってくるかもしれません。

今のAIは人工知能というよりデータベース演算処理ツール

日本ではAIは「人工知能」という言葉から、「自ら考えを持って動くコンピューター」というイメージが強くあります。「コンピューターが人間の職を奪う」といった論調からもこうした傾向は一般的に強いと思われます。こうした職業の問題は、論旨が外れるのでここでは論じませんが、AIについて大きな誤解があるということは間違いがありません。

AIにはいくつかのバリエーションがありますが、最近取り上げられるAIはデータベースを読み込んで、その結果に基づいて回答を導き出しています。つまり、正解を自ら考えて発見しているのではなく、高速でデータベースを演算処理して、その結果のパターンを蓄積しているのです。そのため、豊富なデータベースを読み込んでいくほど精度が上がっていきます。これをわかり安いように「機械学習」と読んでいますが、人間の行う学習と完全に同じものではありません。

コンピューターが人間より優れているのは計算の正確性とスピードです。時々、コンピューターより計算が早いなんていう人もいましたが、最近ではこうしたビックリ人間的な話はすっかり聞かなくなりました。それだけ処理技術が進んでいるということです。囲碁や将棋では膨大なパターン分析をコンピューターが行い、囲碁では完全にコンピューターが強く、将棋でもそろそろ完全に人間はコンピューターに勝てなくなると考えられています。こうしたAIは膨大な手数をコンピューターがパターンとして記憶し、勝率の高い手を選択しています。そのパターンの蓄積が人間のひらめきを超えて選択出来るようになったからです。

実際にこうした結果を出せるようになるまで、数えきれないほどのパターンを蓄積するため、実は長い年月をかけています。しかし、それでもコンピューターは自ら考えているわけではないのです。いわゆる一般的にイメージする知能とは違い、考えを持っているわけではありません。勝利条件がプログラムされ、それを達成するように指示を出さなければ役には立たないのです。しかし、今や豊富なデータベースを利用して性能が向上し、実用性は格段に上がって来ています。

さて、こうしたことを大前提としても、EC事業でAIの積極導入を進める大手IT企業が増えてきました。ビッグデータとよばれる巨大なデータベースの存在が背景にあります。具体的にはどのように導入し、どんな結果を生んでいるのかのぞいてみましょう。

ECのさまざまな分野でひろがっているAIの利用

ECサイトの運営において分析は重要な項目を占めています。どういった客層、価格帯、配置、行動パターンが適切なのか、最大公約数的な解はどこにあるのか、常に分析結果を見て予測することになります。データが増えてくるとそうした分析の作業は膨大になり業務を圧迫します。また、人間には間違いもつきものです。

そうした分野ではAIの積極的導入が活発化しています。こうした面でのAIの導入効果は決して低くありません。また、分析結果を反映して、何を求めているのかを推薦する機能などを利用するサイトも増えてきました。

AIはユーザーの行動分析を背景にそれぞれのユーザーにあった対応を分析することに長けていると言われています。こうした分析結果をもとにそれぞれのユーザーにあった動作をAIがする「パーソナリゼーション」が可能になってきました。その結果、サイトに訪れるユーザーをAIを利用してウエブ上で接客する時代に入って来ています。

また、画像認識の分野でもAIの性能向上は目覚ましくなってきました。先ほどのアパレル系におけるコーディネートの推薦を行うAIだけでなく、ユーザーが探す商品をスマホで撮影した写真から探し当てるなどが可能になってきており、ユーザーの行動に変化が現れると言われています。

パーソナライゼーションでCVをアップできるかも

AIによるパーソナライゼーションの実現で接客が可能になってくることで以下のような影響が現れると考えられています。

  • 接客による離脱率の低下
  • 売れ筋商品の確定
  • 効率的な優良顧客の獲得
  • レコメンド機能の精度上昇
  • 在庫の適正化

などです。

例えば一見データとあまり関係のなさそうな優良顧客の獲得は結びつきそうにありません。しかし、優良顧客のデータを分析することで、どのようなプロセスで優良顧客になったのかを知ることができるという理論です。実際にどういったことが購入へと結びついているのかといったことはデータが増えてくることで精度も上がっていきます。優良顧客が増えればもちろん売上があがりますので、もしこうしたことが可能であれば、行っていきたい施策です。

音声入力への対応

AIの活用に伴って存在感を増しているのが音声認識です。スマートスピーカーは登場依頼、どんどんいろんな生活の中に入り込んでいます。また、スマホによる音声認識による検索を行う人はどんどん増えているという調査結果もあります。

こうした音声入力による検索によって、検索の内容が変わっていくのではないかということが言われています。

一つは今までは単語による検索でしたが、一文による検索も効果があるのではないかということが言われています。「〜が〜する〜」というようないわゆるロングテールワードというものです。しかし、実際のところ、こうした音声認識は学習によって単語を抽出して検索結果を返してきます。考慮する必要はあると思いますが、全面的に対応する必要性は高くないと考えられます。

それ以上に音声認識の普及で深刻になるのはサイトの表示速度かもしれません。音声での検索者はサイトの表示速度を文字入力での検索者より重要視するといわれています。なぜなら彼らの多くは実際に何か別の行動をしている時に検索を行っているからです。そのため、検索結果の上位であっても表示に時間のかかるサイトは飛ばして別のサイトを開くといった行動を取る可能性が高いといわれています。サイトの表示速度を適正化させることは、今後より重要な項目になっていく可能性があります。

また、サイト構造の問題点を探るなどといったことには実際にすでに活用が始まっています。

ただし、多くのECサイトやユーザー自身も同じようにAIを導入していくと結果的にどういったことになるのかは簡単に想像がつきます。みなが平均化していき、結局は根本的な商品の魅力や必要性などをアピールすることで勝負するというシンプルな状況になっていく可能性が高いということは理解していただける未来像でしょう。

アーカイブをたくさん持てるほど、結果が期待できる

実際のところ、「AIを導入している」と喧伝している企業のなかには、その導入効果があまりなく、AIの導き出す回答に振り回されているような話も聞きます。あくまでAIは道具に過ぎないというのが、現時点での見解です。

それでも、多くの情報を利用して目的に合わせて適切に学習したAIの効果は侮りがたく、判断を補助、補強するのに役に立つことは間違いありません。

実際にはすでにAIに触れ合っている部分も少なくありません。モールへ出品している事業者であれば、AIによるレコメンドの影響を受けます。またGoogle AnalyticsなどもAIによる産物といえます。

すでにリリースされているAIを搭載したプログラムも精度をどんどんあげています。AIは生活を変えるだけでなく、ECサイトの形態を変える可能性もあります。一説にはいろんな人の生活がどんどん平均化して、同じような行動様式を辿るようになると考えられています。しかし、実際にはどういったゴールに向かっているかはまだわかりません。

結果的にECで生き残るのは、有用なコンテンツを根拠を持って発信できることがますます重要になっていくということは間違いなさそうです。テクニック的なことはAIの導入が進むことで、どんどん一般化していくことで決着がついていくかもしれません。そこではどういったブランドを打ち出していくのかがより重要になっていくということになりそうです。

AIの導入は先にも書いた通り、実は比較的簡単に行えます。しかし、ブランディングはそうは行きません。AIの精度が向上すれば向上していくほど、今後のECの生き残りはブランディングをどれだけ進められているかということになって行きそうな気配です。

PAGETOP
ご提案依頼・お見積り依頼・ご相談等 お気軽にお問い合わせください!
052-265-9742

(名古屋本社)営業時間:平日 9:30〜18:30

お見積/ご提案依頼・ご相談
  • ブランディング
  • ECサイト構築
  • ECサイト運営/運用
  • ホームページ作成
  • カタログ/映像制作
  • マーケティング