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MakeShopのSEO機能で検索流入を増やす設定と使いどころ

木製の机に広げた商品一覧の紙と、手書きのカテゴリ図に置かれた鉛筆。窓からの自然光が差し込んでいる

MakeShopでECを運営していて、検索からの流入が思うように増えないと感じたことはありませんか。設定できる項目は一通りそろっているのに、どこから手を付ければいいのか分からない。よくあるご相談です。

ネット上にはMakeShopのSEO設定を解説した記事がたくさんあります。タイトルタグ、ディスクリプション、URL、alt属性。順番に埋めていけば確かに整います。ただ、それを全部やっても流入が変わらないサイトを、かいなは何度も見てきました。

かいなの見立ては、MakeShopのSEOは機能設定の話ではなく「このカートを何に使うか」の話だということです。かいなはMakeShopを、コストを抑えながら品揃えで選んでもらうECに使います。その前提と噛み合っていないサイトは、設定をいくら詰めても伸びません。

MakeShopを選ぶかどうかは、売り方が先に決まっている

ECの相談は「どのカートがいいですか」から始まることが多いのですが、かいなの答えはいつも同じです。売り方が決まれば、カートは自然に決まります。

かいながMakeShopを持ち出す場面

品数がそれなりにあって、お客様が「この中から選びたい」と思っている。単価はそこまで高くない。定期購入よりも都度購入が中心。この条件がそろったとき、MakeShopは選択肢の上位に来ます。

理由は単純で、商品数とカテゴリを増やしてもコストが跳ね上がらないからです。品揃え型のECは、ページ数そのものが集客の資産になります。そこに費用がかからない構造は、SEOと相性がいいと考えています。

SEO機能の良し悪しより、何ページ作れるかで見る

カート比較の記事は「SEO機能が充実しているか」で優劣を付けがちです。ただ、標準的なカートASPであれば、タイトルとディスクリプションの個別設定はたいてい可能です。

差が出るのは、その設定欄を埋める対象のページを何枚持てるか。商品を増やし、切り口を増やし、カテゴリを増やしても運用が破綻しない。MakeShopはそこが評価点です。

「SEOに強いカート」という言い方をしない理由

カートが検索順位を上げるわけではありません。上がるのは、そのカートの上に載っているページの中身です。

ですから比較するなら、機能表ではなく自分たちの売り方を先に書き出してください。品揃えで選ばせるのか、世界観で買ってもらうのか。ここが決まらないうちにカートを決めると、あとから移行するしかなくなります。カート移行のご相談で最も多いのが、この遠回りです。

設定を全部埋めても流入が変わらないとき、どこを見るか

MakeShopのSEO設定を一通り済ませたのに変化がない。この状態のサイトには、共通した特徴があります。

商品ページを先に整えても、たいてい動かない

多くの方が商品ページから着手します。商品名にキーワードを足し、説明文を長くし、altを埋める。手が付けやすいからです。

ただし商品ページは、指名検索か非常に細かい型番検索でしか拾えません。品揃え型のECで最初に流入を作るのは、ほぼカテゴリページのほうです。

カテゴリが「管理の都合」で切られている

在庫管理やメーカー区分に合わせてカテゴリを作ると、検索されている言葉とずれます。お客様は「メーカーA」では探さず、「サイズ」「用途」「予算」で探しているからです。

かいなはカニと北海道海鮮のギフトEC「かにと。」を自分たちで運営しています。ここで実感したのは、贈り先と予算という軸で束ね直したときに、お客様の動きがはっきり変わるということでした。

商品は同じです。束ね方だけを変えました。それでも問い合わせの言葉が変わり、比べる動きが出ます。カテゴリは分類ではなく、探し方の設計です。

説明文の重複が、静かに効いている

メーカー提供のテキストをそのまま貼ると、同じ文章が自社サイトにも他社サイトにも並びます。品揃え型は商品数が多いぶん、この影響が面で出ます。

全商品を書き直す必要はありません。売上上位と、検索に載せたいカテゴリの中核商品から順に、自分たちの言葉で書き換える。そこから判断していきます。

MakeShopをすすめない場合

どんなカートにも向かない相手がいます。ここを書かないカート記事は、売り込みか一般論のどちらかです。

世界観を主役にしたいブランドにはすすめません

産地や製法、つくり手の話を読ませて、その熱量のまま買ってもらいたい。こういうブランドにMakeShopは向きません。

テンプレートの構造から大きく外れた表現をしようとすると、無理が出ます。読みものとしての体験を作り込むほど、カートの制約に当たっていきます。

この場合は、フロントを自由に設計してカート機能を裏側に置く構成のほうが素直です。かいなはHAKOBという形で、ブランドサイトとECをひとつのフロントに統合する構築を扱っています。

定期購入とLTVが売上の柱になる商材も別

単品を繰り返し買ってもらい、顧客データから引き上げていく売り方であれば、そこに特化した基盤を選んだほうが早いです。かいなはこのタイプにecforceを使うことが多くあります。

検索流入よりも、購入後の設計が売上を決める商材です。SEOの優先順位自体が下がります。

商品が数点しかないECも、費用が見合いにくい

品揃えの広さが武器にならないなら、MakeShopの強みが働きません。ページ数で戦えない以上、SEOの立ち上がりも遅くなります。

この場合は、もっと軽いカートで始めて、商品が増えた段階で見直すほうが現実的です。最初から大きく作らない判断もあります。

MakeShopで続けるか、乗り換えるかの分かれ目

すでにMakeShopで運営している方から、乗り換えるべきか聞かれることがあります。判断材料をいくつか挙げます。

不満がテンプレートの外側にあるかどうか

「更新しづらい」「やりたい見せ方ができない」という不満が、デザインの自由度に向いているなら、カートを替えても同じ壁に当たります。テンプレート型である以上、限界の位置が動くだけです。

一方で不満が「商品登録の手間」「カテゴリの運用」であれば、これは設計と運用ルールで解けることが多くあります。移行する前に、そちらを先に見直してください。

検索流入の内訳で答えが変わる

いま流入がある検索語を見て、商品名やブランド名といった指名検索が大半なら、すでにブランドで選ばれています。品揃えで戦う必要が薄いので、世界観を表現できる構成へ寄せる判断が立ちます。

逆に、用途や条件で探された言葉が広く入っているなら、それはカテゴリ設計が効いている証拠です。MakeShopのまま切り口を増やすほうが伸びます。

データからお客様の顔が見えているか

相談を掘っていくと、最後に行き着くのはほぼここです。誰が初めて買い、誰が戻ってきたのか。それが見えていないまま施策だけ増やしても、次の一手が決まりません。

かいなは自社ECを4サイト運営していますが、広告費が思ったほど効かなかった朝の焦りも、レビューが1件ついた日の嬉しさも、自分たちの金と在庫で経験しています。だから、見えていない状態の怖さは実感として分かります。

SEOの設定を詰めるのは、この土台があってからです。順番を逆にすると、作業だけが増えます。

カート選びとSEOの優先順位、お気軽にご相談ください

MakeShopのSEO機能は、品揃えで選んでもらうECをコストを抑えて育てるときに力を発揮します。逆に、世界観そのものを買ってもらいたいなら別の構成を検討したほうが近道です。

いまのサイトがどちらに向いているのか、設定を詰めるべきか構造から見直すべきか。かいなは決まった型に当てはめず、対話からその会社だけの課題を見つけて提案しています。

30分の無料相談では売り込みはしません。現状の診断だけ持ち帰っていただいても構いません。ECサイト構築のご検討段階でも、すでに運営中でも、お気軽にご相談ください。