難しいことは分からない…でも自分でwebサイトを作ってみたい!

2017.12.20

個人的なものから会社やお店などのホームページまで。
目的はそれぞれ違っても、ホームページを作りたいという方は多いはず。

専門的な知識は無い、勉強する時間も無い、だけど無料の作成ツールでは自分の思うように作れない…だったら、自分で思い通りのホームページを作ってみませんか?
ここでは、そんな方に向けた、webサイトを作るための基礎知識をご紹介します。

思い通りのホームページを作るために

知識やスキルは無いけれどとにかくホームページを作りたいとき。
テンプレートを使って作成できる、webサイトビルダー(HP作成サービス)を使うのも一つの方法です。

しかしwebサイトビルダーは、自分で一から作るよりは、確かに難易度は低いのですが、自由度に欠ける、といったデメリットがあります。

具体的には
・自分の好きなドメイン(※1)が使えない
・凝ったデザインができない(=イメージ通りに作るのが困難)
・広告が表示される
・SEO(※2)対策が難しい

露出が増えなければ、せっかくホームページを作っても、見てもらえる機会がぐんと減ってしまいます。
そうなると、「少し頑張ってでも、自分の思い通りのホームページを作ってみたい!」となりますよね。

今回は「知識は無いけれど、webサイトを作りたい」という方への最初の一歩として、基礎知識を中心にまとめました。

※1 ドメイン・・・インターネット上の住所のようなもの。
URLのwww.の後に続く文字列のこと。
※2 SEO・・・Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略。
Googleなどの検索結果の上位に表示させたり、より露出が増えるように行う施策のこと。

ホームページを作る上で知っておきたい用語

・HTML
「HTML」とは、Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の略。
webサイトを作成するときに使用される言語のことです。
一番大元の構造や基本的な情報に関する役割を持っています。

例えば、文字や写真を表示したり、問い合わせフォームや購入ボタンを設置するなど、webサイトの“見た目”を作る上での様々な要素は、HTMLによって作られているのです。

現在、インターネット上で公開されているwebサイトのほとんどはHTMLで作成されています。

・CSS
Cascading Style Sheets(カスゲーディング・スタイル・シート)の略。
webページのスタイルを指定するための言語。
HTMLと組み合わせて使用し、HTMLで指示した要素にさらに装飾を加えることができます。

・JavaScript(ジャバスクリプト)
HTMLやCSSだけでは出来ないような複雑な動きができます。
HTMLが「マークアップ言語」と呼ばれるのに対し、JavaScriptは「プログラミング言語」と呼ばれています。
アプリなどにも使用されています。

これらを使いこなすことが出来れば、ホームページを作成する上で、自由度は大幅にアップするでしょう。
テキストエディタ、windowsなら標準搭載されている“メモ帳”、Macなら“テキストエディット”で作れます。
ここにHTMLなどを記載し、保存する際のファイル名は半角で、ファイル名の末尾に「.html」と付けます。
これをダブルクリックして開いてみれば、ブラウザでhtmlの表示を確認することができます。
ただし使いこなすにはそれなりの知識が必要で、難易度は高いです。

・サーバー
webサイトを表示するためのソフトウェアやデータを保存しているコンピューターのこと。
webサイトを見るときに使う、ブラウザ(Internet Explorer,Google Chrome,Safariなど)から開きたいサイトのアドレス(http://〜)を送ると、サイト表示に必要なデータをブラウザに送り返して表示する仕組みになっています。
ホームページを開設する際はそのデータを置いておく場所として必要な物です。

「CMS」を使う方法

「CMS」とは、Content Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の略。=情報を管理するシステム、専門的な詳しい知識がなくても、ホームページを管理・更新できるシステムのことです。

プロに頼むのはお金も手間も時間も掛かります。
頻繁に更新したいならなおのこと。

CMSを使えば、専門的な知識が無い人でも更新が楽に出来ます。
ぜひ活用してみたいですね。

CMSにはたくさんの種類があります

インターネットで調べてみると、実にたくさんのCMSサービスがあります。
それぞれ特性が異なり、得意分野も様々です。
どんなホームページを作りたいかによって選ぶと良いでしょう。

ここでは、代表的なものをご紹介します。

・WordPress(ワード・プレス)
CMSの中でも圧倒的に多く利用されており、多岐に渡るジャンルのサイトで使われています。
完全無料で使用出来るのに、デザインテンプレートが多数用意されていたり、プラグイン(※3)も豊富なので、ホームページに様々な機能を追加することも可能です。
ただ知識が無いと少しハードルが高いシステムなので、多少の学習は必要だといえるでしょう。
ホームページを作り込みたい人におすすめです。

・Movable Type (ムーバブル・タイプ)
こちらも多く利用されているCMSです。
WordPressに比べて、セキュリティ面が強いようです。

・Drupal(ドルーパル)
・Joomla!(ジュームラ)

この2つとWordPressが、日本では多く使われているようです。

※3 プラグイン・・・機能を拡張・追加するためのツール。

CMSを使ってwebサイトを作るメリット

CMSを使えば、パソコンさえあればwebサイトは作成出来ます。
また専門的な知識が無くても更新がしやすいのも、CMSを使う大きなメリット。
特に頻繁にホームページを更新する必要性がある場合は、簡単に更新ができてとても便利です。

ゼロからホームページを立ちあげるのは大変だと感じたら、最初はプロに任せて、更新はCMSを使って自分でおこなうといった使い方も良いと思います。
ただ、自分でやる以上は全く知識の無い状態では難しいことも多いので、最低限の学習はした方が良いかもしれませんね。

全てを細かく勉強してからサイトを作る…なんて必要はありませんが、
やりながら必要な知識を身に付けて行く方が効率的です。

webサイトを作成するために必要な物

・パソコン→言うまでもありませんが、インターネットに繋がっていることが必須条件です。

・ブラウザ→ブラウザの種類によってページの見た目が変わってくることがあるので、複数の種類のブラウザを用意しておき、実際にページを公開する際に、全てのブラウザで確認すると良いでしょう。
ちなみに今はスマートフォンでホームページを見る人がとても多いので、スマートフォンでも確認した方が良いです。

・メールアドレス→ホームページの運営にはメールアドレスが1つ必須です。

・サーバー→無料で使えるもの〜数万円するものまで、様々な種類がありますが、初心者の方は、月に数百円で使えるものから始めるのがオススメです。

・ドメイン→ホームページを表示するためのアドレス(ネット上の住所のようなもの)を決める必要があります。

webサイトを作成するために必要な知識

自分でイチから作る場合はもちろんですが、プロや他の人に任せる任せる場合でも、最低限、下記の2つのことは知っておきましょう。

・HTMLやCSSなどの、ホームページを作るための基礎的な知識を知っておく。
・ホームページをインターネット上で公開するために必要な物と手順を理解する。

今回はCMSを中心にご紹介しましたが、他にもホームページ作成ソフトを使ったり、プロに任せるなどの方法もあります。
自分の求めるホームページのレベル、作成者の力量、コスト、などを踏まえた上で、選んでくださいね。

いかがでしたでしょうか。
ホームページが完成したら、よりたくさんの方に見てもらえるような対策もしていきたいですね。
セキュリティ対策も忘れずに。

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