初めてのwebマーケティング、特徴や施策を存分に活用するための基礎知識
2017.12.01
CONTENS
webマーケティングとは、webの技術を応用したマーケティングのこと!
webマーケティングに興味はあるけれど、
「なんか難しそう…」
と、あと一歩を踏み出せない方は意外と多いのではないでしょうか。
そんなwebマーケティング初心者の方へ、webマーケティングを活用するための基礎知識をまとめてみました。
まずはwebマーケティングの概要です。
webマーケティングとはwebの技術を応用したマーケティングのことですが、販売数と顧客の増加を目指すだけでは現代のマーケティングとしては不十分です。
では、現代におけるマーケティングとはどういうものでしょうか。
現代のマーケティングとは、顧客の満足感を生み出すための活動!
マーケティングは時代と共に変化しています。
かつて、購入した商品そのものが直接的に生活を豊かにした時代は、大量の製品を作ってどんどん販売をすることが顧客の望む満足であり、当時のマーケティングの基本でした。
やがて社会が豊かになると、消費者は次第に商品そのものに満足するのではなく、商品を購入することで得られる満足感のためにお金を払うようになります。
するとマーケティングも、以前のように製品を作って販売する仕組みだけでなく、消費者の欲しいはずの満足を先回りして見つけ出すことに、より重点がおかれるようになりました。
つまり顧客の満足感を生み出すための活動が、現代のマーケティングのテーマなのです。
価値観が多様化する現代においては、どんなことに価値を見出し、どんなふうに満足するのかは、まさに人それぞれ。
となれば何を売るかはもちろんのこと、場合によってはそれ以上に誰に売るかが大切な要素になります。
不特定多数の誰かれ構わずたくさん売ろうではなく、ある程度販売の対象を絞った方が顧客の満足に繋がる場合が多いのです。
webマーケティングの役割は、理想の販売へと一歩ずつ近づけること!
では自社の商品を販売する対象を、どうやって見極めればいいのでしょうか。
また見極めた対象へ向けて、どのように販売活動を展開すれば顧客の満足に繋がるのでしょうか。
実際の店舗であれば、販売対象を絞り込んだり、顧客満足を探ったりするマーケティングは、費用・労力ともに大掛かりなものになるでしょう。
でもwebサイトであれば、webマーケティングが利用できます。
webマーケティングなら、一定の期間内に特定のサイトに訪れた訪問者の足取りを徹底的にたどることができます。
どんなサイトを経て、どのくらい滞在したのか、ウインドーショッピングしただけなのか、それとも実際に購入したのか、さらにどんな商品を購入したのかまで調べることができるのです。
訪問者であるユーザーの傾向を分析できれば、その結果を踏まえて現状を把握することができますよね。
すると、欲しい結果が出るまで現状を確認しながら内容を調整することができます。
つまり顧客満足を前提とした理想の販売へと、一歩ずつ近づけることがwebマーケティングの役割と言えます。
webマーケティングの特徴は、手軽・速い・安い!
webマーケティングの特徴として、まず挙げられるのは手軽さです。
調査の結果は数値化されているので容易に全体を把握できるし、その結果をもとに行う作業やそれに伴う手続きなどもすべてweb上ででき、あちこち出向く必要がありません。
また、その手軽さが対応の速さにも通じます。
把握した結果に基づいて、内容の修正や新しい施策を考え、すぐに試すことができます。
もちろん試した結果も数値として把握できるので、調査から施策の実施を含めて結果の確認に至るまで、従来のマーケティングに比べて圧倒的な速さで対応できるのです。
さらに、調査も施策の実施もすべて同じweb上で行う作業なので、費用を抑えて予算にあった方法から試すことができます。
また全体を把握するとともに対象を絞ることもできるので、個別に対策を行えば経費に無駄がありません。
では、そんなwebマーケティングの手法を具体的に見ていきましょう。
webマーケティングの手法は、訪問者を「集めて」「満足してもらい」「再度の訪問を促す」ために活用する!
webマーケティングの手法として必要なことは、まず第一にサイトを訪れるユーザーを増やすことです。
いくら内容を変えても、見てもらえなければ先へ進めませんよね。
でも、ただたくさん集めればいいというわけでもありません。
訪問してくれたユーザーが、欲しいと思う情報を提供できていることが重要なので、情報に合ったユーザーを誘導する必要があります。
さらに分かりやすさや情報の質の良さなど、内容が充実していることはもちろんのこと、もう一度訪れてもらうための工夫も欠かせません。
それぞれについて、どんな手法があるのでしょうか。
訪問者を集める
webサイトで重要なことは、まずはユーザーに訪問してもらうことです。
webマーケティングではただ待つのではなく積極的に待ちます。
代表的なのはSEOと呼ばれる手法です。
SEOとはSearch Engine Optimization「検索エンジンの最適化」という意味で、検索エンジンの上位に表示されるための工夫のことです。
ユーザーは欲しい情報があるとき、Googleのような検索エンジンでキーワードを打ち込み、情報を得るのが一般的です。
検索結果の画面で上位に表示されていれば、目立つのはもちろんですが、サイトとしての信頼性にもつながります。
当然競争率も激しいので上位に表示されるのは難しいのですが、キーワード選びやその配置、また内容との関連などを考えて対策を立てるのが、SEOの役割です。
他にはweb広告も、積極的に待つためには有効な手段です。
検索したページに表示されるリスティング広告や、webページにバナーと呼ばれる画像を貼るバナー広告、ブログのユーザーに商品の宣伝をしてもらうアフィリエイト広告、その他動画やfacebookでの広告など、様々なものがあります。
こうした広告は、誘導したいユーザーの目に留まることを考えて設置するのが前提です。
満足してもらう
待つための工夫と同時に、どこにどんな広告を置くか、またそこから到着する最初のページはどんな内容がふさわしいか、もちろんwebサイト全体の内容についても、常にユーザーの目線で考えることは欠かせない条件です。
ユーザーの目線で、その満足度を探るのに役立つ手法がアクセス解析です。
ユーザーがどの広告から誘導され、どのページを見て購入に至ったのか、その成約率はどの位か、などアクセスについての様々な情報を解析していきます。
そこから導きだされた結果をもとに新たな施策を考え、内容の更なる充実を図るのです。
再度の訪問を促す
さらに、再度の訪問を促すための手法も忘れずに実施しましょう。
購入に至った顧客を対象にした個別メールやキャンペーンの実施はもちろん、一度でも訪問したことがあるユーザーに対して配信するリターゲティング広告も一つの方法です。
webマーケティングの全体像を知っておくことが、施策の判断に有効です!
webマーケティングを活用するために必要な基礎知識をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
難しいと思われがちなwebマーケティングですが、とりあえず全体像を知っておけば、どんな施策を行えばいいのか判断するのに役立ちますよね。
ご自身のwebサイトに活かせる施策は何でしょうか。
webマーケティングについての基礎知識が、現状を変える一歩になれば幸いです!