WordPressでつくるECサイト事例と魅力(WooCommerce+stripe決済)
2018.10.18

JP_Stripes (Stripe ユーザーグループ)in 名古屋 Vol.2でお話させていただいた、「1日でつくるWordPressEC(stripe決済)」の内容をまとめてみようと思います。
かいなでは、ECサイトを構築・支援させていただく機会が創業以来とても多く、実績を重ねてきました。そんな中で、Futureshop 2、Makeshop、アイシップR、カラーミショップなど、いろんなカートASPを使って作ってきましたが、今回は、そういったカートASPを使わずに、WordPressのみでの構築をしました。
それが実現できたのも、stripeによって、クレジット決済の導入の課題をクリアできたことがとても大きかったです。
CONTENS
美味しいジェラートのECサイト「リビスコ」を構築しました
銀座・軽井沢にもお店がある、ジェラート専門店「リビスコ」のECサイトを、今回WordPressで構築しました。
注文までの流れはとてもシンプル


商品数や静的ページの少ないサイトということもあり、注文までの流れは、トップ→商品一覧→商品詳細→カート、というとてもシンプルな流れになっています。
また、支払い方法入力の画面で、stripeによるクレジット決済を導入しています。
仕組みはWordPress+WooCommerce+stripe

WordPressをCMSとして全体の構造管理を中心に、将来的にメディア化できるようにしています。WooCommerceを日本対応してプラグイン追加しEC機能を付加、決済をstripeにて導入しました。
WooCommerce、stripeについては初めて扱いましたが、それぞれの連携がしっかり整備されており、迷うことなく、スムーズに進行できました。

stripeについても、WooCommerceに導入を前提にした画面が用意されており、この画面の設定が完了すれば、クレジット決済が可能になります。
結果的に普段の1/5くらいの時間で構築が完了しました
いつもの、カートASPとWordPressを組み合わせてつくる流れだと、どうしてもカート側とWordPress側の構築をそれぞれつくる必要があるため、規模にもよりますが、最低でも1週間は構築に必要でした。
今回の、WordPressのみでつくる場合だと、構築をとても効率的に行うことができ、機能追加やページ追加がなかったからという理由もありますが、構築だけだと1日で完了しました。今までの少なくとも1/5以下の工数でつくれたことになります。
WordPressECサイトは、「スピード感」が魅力的
構築時間のスピード感
かいなは、UI/UXにこだわりを持って進めており、できるだけデザインに時間をかけたい、あるいは時間がかかってしまって、構築時間が短縮されることが多いです。そのため、構築期間が短くできることは、クオリティアップにつながります。
決済導入が早く、公開時から勝負できる

通常、決済代行会社→各クレジット会社に審査提出、という流れが必要な場合、審査のためにテストサイトを作成して審査してもらって、という必要があります。そして、その審査に長いと1ヶ月かかることもあります。結果として、公開時にクレジット決済の導入が間に合わないこ事態が発生することがあり、そうなると広告展開なども含めて、スタートダッシュを切りづらい、という状況が起こります。
それに対して、stripeの場合は、アカウント設定をし、必要事項を記載すれば基本的に導入が可能になるため、最悪公開日の数日前に準備を始めたとしても、公開に間に合います。公開日にクレジット決済が導入できていることは、良いスタートを切るために、広告展開などのプランニングを確実に行えることにもつながり、とても大きなメリットだと感じています。
WordPressECサイトは、「集客できる構造」が魅力的
ECマーケティングを考える際に、コンテンツマーケティングを行い、ビッグキーワードからテールキーワードまで拾いきっていくために、集客用LPを作成し、記事コンテンツで集客していくことは欠かせません。
カートASPと、WordPressの組み合わせだとサイト構造が分断されやすい傾向にあります
Futureshop2など、カートASPとWordPressを組み合わせて、コンテンツマーケティングが可能なメディアECサイトを作成しようとする場合、どうしても商品ページと集客用のLPやコンテンツ部分が構造的に分断されてしまい、LPへの集客効果が分散されてしまう傾向にあります。もちろん、その対策の方法も今まで考えて実践してきましたので、対策はできますが、その手間がかかってしまうことは間違いありません。

WordPressECなら、効率的に集客構造がつくれて、メディア一体型にできる
対して、WordPressで作成した場合、
・集客用のLPを起点として(集客したいビッグワードをターゲット)
・商品カテゴリー商品ページをその下に(Doクエリ関連をフォロー)
・集客用コンテンツ(Knowクエリ関連をフォロー)
するこができ、理想的な集客しやすい構造が実現するのです。情報の集約・構造化は、そのまま集客力の最大化にもつながり、これはとても大きなメリットになるのです。

改善点をクリアし、魅力的なパッケージに
以上のように、たくさんの魅力を感じている、WordPressECサイト(WooCommerce+stripe)ですが、改善の余地も同時に感じています。
たとえば、
・amazonPay も導入しなくては
・標準のWooCommerceの機能不足
ーギフト関連機能(複数お届け先・メッセージカードなど)
ー会員関連機能
・サーバーによってはとても重い
といったところがあげられるかなと思います。
この辺りの改善点をクリアし、今までの多機能なカートASPでの構築と合わせて、磨きをかけたパッケージにしていきたいと考えています。
興味のある方は、ぜひお問い合わせください。