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ECサイトは英語ページを作るだけではグローバル化は進まない

ECサイトを始めたら誰もが世界中のマーケットから顧客を募る可能性について考えないことはないでしょう。しかし、実際に英語を導入した場合、簡単にマーケットを広げることはできるのでしょうか。ここではECサイトに英語を導入することの効果や、取組みについて考察を交えながら解説していきます。

英語があれば世界は広がる

インターネットのメリットの一つは距離を克服できることです。海外からも日本のWEBにアクセスして情報を受け取れますし、逆に日本にいながら世界中の情報を収集することが可能です。この点がITを大きく発展させてきました。

ECサイトへのアクセスも同様です。中国など一部、インターネットへのアクセスを制限している国を除けば、理論上は世界中のユーザーを相手にビジネスができます。そこで問題になっているのが言語の問題です。「せめて英語だけでも対応できれば、、、」と活用を考える担当者も少なくないことでしょう。現在は翻訳アプリなども豊富に存在しており、簡単に導入できる可能性も出てきました。

SEOなど課題は多い

しかし、実際には翻訳アプリなどを使ってもまだまだ難しい側面は少なくありません。そのまま翻訳したとして意味は通じるかもしれませんが、それだけではECでコンバージョンをあげる鉄則ともいえる「安心感」を持たせることはできません。直接接客できないECサイトでは文章もまた重要なサービスといえます。

また、日本語にも言い回しや方言がたくさんあるように、英語にもひとつの事柄に対して複数の言い回しで微妙なニュアンスを伝える側面はあります。日本ほどシビアに敬語などを意識したりはしませんが、それでも、狙いたい客層や地域によっては違った表現を求められることは少なくないでしょう。

ほかにもイギリスの英語とアメリカの英語ではスペルが違ったり、同じモノを指していても全く違う単語を使うこともあります。もっといえばオーストラリアやインドでの英語も違います。展開したい場所に合わせて、そうした表現を揃えていく必要があります。

また、ブランドや商品のイメージをしっかり伝えるためには、直訳ではやはり足りません。カジュアルでポップに売り出したいのか、高級感を打ち出したいのか、それとも日本独自の何かを伝えたいのかなど海外へ向けたビジネスをするにしても、イメージワークは必要です。そうしたイメージに添ったテキストを用意する必要があります。

もう一つの課題はSEOです。まず決定的に問題になってくるのは認知をどうやって広げるかということですが、そのうえでコンテンツマーケティングを行ったりするのは苦労が多くなります。それぞれの文化背景を意識してライティングできる英語専属のライターを雇うなどの必要性が出てきます。また、この意見については必ずしも同意しませんが、専門家によっては「越境ECでのコンテンツマーケティングは実質不可能」という人さえいます。それであれば自社サイトではなくモールに出品すべきという意見もあります。

広告運用の難しさもあります。現在は分析ツールがたくさん出ており、どういったキーワードを狙いにいくかといったことは遜色なくできますが、そういった広告が刺さるのかは現状の見えない状況であれば、現地の企業に遅れをとらざるをえません。

また、目的の地域で購入できる商品であれば、Googleによるローカライズでそもそも弾かれてしまい、英語対応しても検索結果の上位に入れることは困難という現状もあります。

デザインも言語やその地域の背景に合わせて変更する必要があるかもしれません。例えば色の組合わせでイメージするものが国によってガラッと変わったり、オシャレに感じることに違いがあることもあります。

言語だけでなくあらゆる面でのローカライズを要求されるので、本格的に海外でもECでビジネスを展開していこうと考えるとそれなりの先行資金などが必要になってきます。戦略もそのまま国内でのやり方だけでは十分ではないといえます。

コンテンツマーケティングなどの重要性についてはこちらの記事を読んでみてください。英語サイトではこれを英語で行っていくという必要があり、その当りに困難があります。

【参考】ECサイトはコンテンツマーケティングが集客力アップのカギ
ECサイトの事例に見る成功のカギはサイトのメディア化

商品との相性によっては爆発することも

こうして考えると小、中規模のECサイトが、その国でも普通に購入出来る、あるいは近いものがすでに普及しているような商品を扱う場合は、その市場に入り込むのはECとはいえなかなか難しいかもしれません。

しかし、独自性が高く狙った国ではユニークと思われる商品や、話題になっているけれども入手ルート自体は多くないといった商品であれば、大爆発する可能性があるのも事実です。

当然、現地に支社がないとできないよう輸送が困難だったり、販売に許可がいるような商品であればハードルは上がり、販売自体が難しい場合ももちろんあります。しかし高い送料を払ってでも購入したいと思っているユーザーもいるような商品もあります。そのため、困難であってもチャンスはあるということも忘れずに置きたいところです。

ただし、前述したとおり、障壁は決して低くありません。そのため、越境ECの運営に理解のある運営会社など協力者は必要です。

一方で、しっかりとサイトを作り込んでから運用を始まれば、日常会話レベルの英語でもなんとか運営はしていくことができます。逆に問合せが多いという場合はアピールできているのにどこかわかりにくさがあるということにもなります。

越境ECを目指すならゼロスタートの覚悟を

今、すでにECサイトを運営しているという場合はどうでしょうか。例えば、付加的に英語を母語にするユーザーも購入できればいいなと思っている程度であれば、大掛かりにいろいろと変更してローカライズしたサイトを用意する必要はないかもしれません。

しかし、本格的にやりたいと考えるのであれば、今までの国内向けサイトとは別に新たに始めるくらいの勢いでサイトを構築していく心づもりが必要です。また、そうしてチャレンジした場合はやはり集客は困難です。すべてを英語に標準を合わせて用意することは母語ではないことも含めて考えると、TwitterやFacebookなどのSNSも英語サイト用にアカウントを用意したり、そうした部分の運営も考える必要があります。こうしたSNSマーケティングもフォロワーゼロのところから始めるので簡単ではありません。

言葉だけを日本語から英語に入替えるだけでなく、様々なことに取組んでいく必要があります。今までの日本語でのコンテンツは英語圏では効果を見せないことを考慮すると、いずれにしても覚悟を持って取りかかる必要があります。利用規約についても、現状の内容の英訳では足りない可能性もあるので十分なリサーチが必要です。関連するような商品を扱う現地の競合企業のECサイトなどものぞいて参考にしてみるなど研究が必要です。

一方で、インターネットの可能性を考えると、英語や中国語など他言語へ対応するグローバル化は今後需要が高くなっていく可能性もあります。

新型コロナウイルスの影響で、人の行き来は減っている分、海外の情報や商品に対する価値はより高くなっていく可能性もあります。そうしたことを考えると、英語への対応というのはECサイト運営者にとって検討すべき大きな課題といえるでしょう。

いずれにしても商圏を広げるということは簡単なことではないということはビジネスをしている誰もがわかっていることかもしれません。難しいとしてもチャレンジしていく姿勢こそが重要です。また、実際にECサイトは世界中と繋がっているわけですから、可能性はもちろんあるのです。

そうした場面では覚悟を持ち、サポートしてくれる協力者を持つということはECサイトの運営においても重要だということでしかないのかも知れません。

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