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ECサイトの運営・運用

ECサイトの決済を分類ごとに解説〜それぞれにあった決済方法はどれかを探ろう

2020年代に入り、ECだけでなく、世間一般で利用できる支払い方法はますます増えています。また実際に利用者も増えている現状を考慮すると、支払い方法を一度整理して、どういった決済方法が自社のECサイトと相性がよいのか考えておく必要があります。ここではオンラインで完了できる決済方法を中心に、分類して解説します。

ECサイトで使える決済は乱立中

2010年代の中盤あたりから電子マネーの利用が普及してきました。また、他のサービスで利用しているアカウントでの決済なども活発化してきており、オンラインでの決済に限らず、実店舗での商品の購入などでも利用出来る箇所が増えてきました。

ECサイトはもともと直接現金をやり取りする決済よりも、購入時の画面内で決済できるクレジットカードなどの存在が、その普及の後押しをしてきた側面があります。その結果、オンラインで支払いが完了するシステムの普及を逆にECサイトが後押ししてきた流れもあります。

しかし、その結果、決済の方法は乱立しています。それぞれ、ポイント付与のシステムがあったり、支払い情報の改めての入力が不要であったりなどのメリットがそれぞれのユーザーにもあるため、単純に今までの支払い方法だけECサイト側が用意しておけば済むという状況でも無くなりつつあります。もし、幅広いユーザーを取り込みたいということであれば、取り込みたいユーザー層に合わせた決済方法を利用出来るようにサイトを構築しなければいけません。

また、乱立する決済方法の利用を取りまとめている決済代行会社との契約はもはやECサイトを運営していくうえでは必須ともいえる状況になりつつあります。一つの手続きで複数の種類がある決済方法に対応できるのは大きなメリットといえます。

決済代行会社については、下記記事で解説していますので、合わせてお読みください。

【参考】ECサイトは決済代行会社を利用して決済方法を増やす

決済手段を一つ一つ選んで、それぞれのサービスを提供する企業と契約するのは非常に困難です。そのため、決済代行会社と契約することで、そうした作業を簡略化することが常套手段です。基本的に、新たな決済方法が登場しても、決済代行会社が対応しなければ導入することはできませんが、それでも決済代行会社が新たに決済方法として加えれば、新たに利用可能になります。

また、カートASPを利用している場合はASP側で用意している決済方法に基本的に縛られることになります。モール型ECサイトへ出品している場合はモールで対応している決済方法に対応が可能ですが、この場合もモールの支払い方法に準拠します。モールの場合は、そのモール自体に目的を持って来ているユーザーが中心なので、気を揉む必要はあまりありません。

しかし、カートASPで構築したECサイトは独自のサイトとしてユーザーから認識されます。購入しやすくするためにはユーザーに合わせた決済方法を選択する必要性も格段に高くなります。選択するためにはまず、どういった決済方法があるのかを把握し取捨選択をしなければいけません。

オンラインで完結出来る決済5選

ECサイトで利用出来る決済方法としてオンラインで完結できるのは、利用者側は手軽で、再度金銭のやり取りに気を使わなくてもいいというメリットがあります。これはECサイト運営側でも、改めてオーダーごとに決済が完了していることを確認しなくてもよく、効率的です。手数料の問題はありますが、ネットでのビジネスに相性のいい取引といえます。

現在、オンライン上で完結できる決済の方法は大きく分けると6つに分類されています。ここでは、それぞれ分類ごとに解説していきます。それぞれのメリットだけでなくデメリットも把握し、ニーズを捉えて導入したいところです。

クレジットカード

クレジットカードでの取引は日本でのECサイトでの買い物の7割ほどが利用している決済方法です。オンラインショップでの決済方法ではもっともポピュラーな決済方法といえます。

クレジットカードは「Visa」「Master」「JCB」「Diners」「Amex」が主流です。それぞれ決済手数料のパーセンテージが異なることがあります。また、利用者は分割での支払いも可能なので、ある程度単価の高い商品を販売している場合は、サイト上で分割払いにも対応できると利便性は高くなります。

クレジットカードでの決済はECでは主流ではありますが、クレジットカード情報の扱いに気を使うユーザーも増えています。そのため、サイト自体の信頼性が問われます。

【参考】ECサイトはクレジットカードのリスク対策も必要

また、最近ではクレジットカードの情報をサイトで保持しないことが主流になるなど、対策は進んでいます。

【参考】ECサイトのクレジットカード情報の非保持は情報漏洩対策の基本

実際に利用者数も多いので、ECサイト運営では必須の決済方法といえます。ユーザーの安心を高めるサイト作りを行い、十分に不正に対する策を講じる必要はありますが、外すことのできない決済方法です。そのため、すべての決済代行会社が対応している決済方法です。

ID決済

インターネット上で利用する他のサービスのIDとパスワードを決済に利用する方法です。Amazonや楽天などから始まり、今や多くの企業がそのユーザー数を背景にID決済を進めています。主に以下のようなサービスがあり、今後も拡大していくかもしれません。

  • Amazon Pay
  • 楽天Pay
  • Apple Pay
  • Line Pay
  • GooglePay
  • PayPay

などです。この支払い方法の特徴は、それぞれのサイトでユーザーは新たに決済情報を入力しなくても簡単に利用出来る点にあります。

実際のところ、多くの利用者はクレジットカードとこれらのアカウントを紐づけて利用しているので、実際のところ、クレジットカードユーザーと利用者層が被るとも言われています。それでも、それぞれがプリペイドカードなどでアカウントに入金して利用することもできる仕組みがあったりとプラスアルファの利用法があることは考慮すべきといえます。

また、それぞれのサービスのユーザーであれば、こうした方法で支払いが可能という点は利便性に優れているといえます。また、GoogleアカウントやApple IDなどは他の決済サービスと幅広く連携していたりと、サービスの拡充を計っています。便利になっていく反面、セキュリティなどについてはリスクがあり、認証について度々指摘されることも少なくありません。

キャリア決済

今や多くの人が所有している携帯電話の支払い情報を決済に利用する仕組みです。ネットでの買い物に利用した代金を毎月の携帯キャリア使用料金と合わせて支払います。

  • ドコモ払い
  • auかんたん決済
  • ソフトバンクまとめ払い

などが代表的なキャリア決済です。現在ではID決済レベルでその携帯ユーザー以外にも普及させようという流れもあり、例えばauであればauPayを押し出しています。携帯電話会社は音声通話で課金していた流れがありましたが、音声通話の利用が無料でできる他のオンライン系音声通話サービスに奪われたりといったことが続いています。そのため、決済としての機能を強化していく流れは今後も続いています。

ただし、国内のサービスはID払いも含め、見切り発車で、システム自体のトラブルや、弱点をついたトラブルを生む例が相次いでいます。ドコモが推奨するDアカウントによるドコモ口座の本人確認の甘さによるトラブルは世間を揺るがしています。

ECサイトがトラブルの発端になったりはしていませんが、導入する前に十分サービス内容を確認しておく必要がありそうです。

電子マネー

カードやアカウントに現金を充当して使うシステムです、Suicaなどの交通系電子マネーが普及していますが、セブンイレブン・イトーヨーカードー系のnanaco、イオンが進めるWAONや楽天の楽天Edyなども利用者は少なくありません。楽天Edy以外はそこまでECと相性はよくありません。PCで利用する場合は交通系電子マネーはカードリーダーを利用するなどの必要があり、スマートフォンにアプリをインストールして利用することが一つの条件になってきます。

チャージ型なので、購入できる金額には上限もあります。ただし利用者は世代を超えて幅広く存在するため、日常的に利用し、小額のものをECサイトで販売したいという場合は導入を検討したい支払い方法です。基本的には利用者はスマートフォンユーザーということになります。アプリを積極的に利用している層ということを考えると、40代以下の層がターゲットといえるでしょう。

銀行決済

銀行による決済といえばすぐに銀行振込が連想されますが、オンライン上で完結出来るような振込方法も登場し確実に利用者が存在しています。株式の取引などでは積極的に利用されるようになってきました。ジャパンネット銀行や楽天銀行などのオンライン取引専門の銀行が登場し、各銀行がインターネットバンキングの利用を進めています。ワンタイムパスワードの発行など、利用にはある程度仕組み自体への理解が必要ですが、セキュリティの高い決済方法でもあり、支払い方法として選択される場面は少なくありません。

数多くの銀行が参加しているPay-easy(ペイジー)というシステムがあり、交通系電子マネーなどと違い、ユーザーの地域差を意識せずに利用できるシステムです。

現金のやり取りが発生する代引きや銀行振込も根強い

インターネットでの買い物で根強いのは代引きとコンビニ払いです。代引き、つまり代金引換えは発送時に運送会社の配達員に支払いをするシステムです。運送会社は代引きのサービスを充実させています。

佐川急便とヤマト運輸は、代引きの料金をクレジットカードで払えたり、他の方法で支払えるように充実させています。クレジットカードの情報は入力したくないけれど、クレジットカードで支払いたいといった層が一定数おり、そうしたユーザーに支持されています。

コンビニ払いも人気の高い支払い方法です。全国にあるコンビニの店舗網を支払いに利用しようというシステムです。それぞれ、コンビニの店頭のある装置を操作して支払いを行う必要があり、手間はかかりますが銀行振込より手軽なのと、クレジットカードなどを所有していなくても利用できるため、女性を中心に支持されています。ローソンのLoppiなどの端末の操作について問合せがECサイト側に来ることもあるため、ECサイト側に関わる範疇を把握しておくためにも、操作のインターフェースは資料として用意しておくと良いでしょう。ただし、実際のサポートはコンビニ側ですることになります。

最近ではコンビニ払いでも商品到着後に料金を払い込む後払いでの決済も登場しています。後払いは「商品が届かなかった」といったトラブルを避けることもできるため、利用者にはメリットの多い決済です。

銀行振込は振込先の口座番号がわかれば、今は多くの場所から振込できるようになりました。コンビニなどにATMが設置されていることも多くなり、銀行が空いている時間だけでなく利用できるようになりました。利便性は以前より格段に高くなっていますが、事業者側は振込確認の作業が必要など作業の多い決済方法といえます。そのため顧客の支払い状況の管理には手間がかかります。

BtoB向けの決済や口座振替なども

ECでの取引金額の総額はBtoCよりもBtoBのほうが遥かに多い金額です。そのため、BtoBに向けた後払い決済や請求書払いなどに対応した決済方法も登場しており、利用されています。また定期購入に対応した口座振替などもあります。

こうしたかなりユーザーを絞った支払い方法を利用したいと考えてECサイトの構築を考慮している場合、ASPでの構築については、そもそも選択できるASPは限られてきます。

また、海外からの利用者ではクレジットカード以外にもQRコードを読み込んで利用する決済サービスが普及しているエリアもあります。またPaypalなど、メールアドレスを利用したアカウントでの支払いも高い人気があります。

利用者の年代や客層だけでなく、販売を考えている商品の利用されるシチュエーションや消費サイクルなども考慮して、決済方法を用意しておくことが、決済方法でユーザビリティを向上させ、コンバージョン率のアップにつながります。また、それぞれ決済手数料も違いがあるので、価格決定に際しても十分に把握しておくことも重要です。

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