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注目のECサイト構築方法、クラウドECはASPとパッケージのいいとこ取り?!

ここ10年のIT全体の中で、普及した技術のトップはクラウドに関わるサービスや技術です。そうした中で、ECサイトについても、2010年代半ばにクラウドECが登場し注目されるようになってきました。

ここではクラウドというキーワードを軸にクラウドECについて解説します。

クラウドはインターネット上のスペースを共有する仕組み

この10年でクラウドという言葉がかなり普及してきました。クラウドECもこの流れの中で少しづつ普及し、2015年くらいからECサイトに関わる業界のなかでも話題の構築方法となりました。

その肝心のクラウドとは、インターネット上のスペースをクラウドと呼び、それを複数のユーザーが共有する仕組みの総称です。クラウドで共有するものは、アプリケーションやサービスの他、インフラをクラウドに格納して利用可能にしているケースもあります。

場合によってはクラウドを通してハードウェアを共有することもあります。また、このクラウドの活用を活発に行っているのがGoogleです。Googleは多くのことをクラウドで提供しています。Googleスプレッドシートやドキュメントなどは利用している人も少なくないでしょう。また、Apple社のi Cloudもクラウドという言葉や概念を普及させるのに一役買ってきました。

ECサイトに必要なシステムをインターネット上において利用出来るようにしているサービスの代表例としてカートASPがあります。こうして見るとASPはクラウドサービスと言えないことはありません。ASPがECに必要なシステムをインターネットを通してサーバーに格納し利用出来るようにしているからです。

しかし、実際のところ、クラウドサーバーは仮想のサーバーとしてインターネット上に存在しています。そのため、ASPは厳密には=クラウドのサービスではありません。それでも、現在のインターネットを通して共通のサービスをユーザーが享受するという意味ではそう違いがありません。

しかし、クラウドECとASPは概念が少し違います。ASPではすでにシステムがすでに組み上がった状態で、それをほぼそのまま使います。クラウドECはECサイト用に用意されたサーバーに動作が可能なアプリケーションが置かれており、それを自由に組上げて利用するものです。

クラウドサーバーとしての代表的な存在としてはAmazonのAWSがあります。AWSはクラウドで様々なサービスを提供するサービスですが、その主力商品の一つがクラウドサーバーの貸し出しです。

クラウドECという場合、こうしたクラウドサーバーのレンタルとも少し概念が違います。クラウドECのベンダーはクラウドEC用に各ユーザーにクラウドサーバーを割り振って、そのベンダーが供給するプログラムをクラウドサーバー上で稼働させる仕組みです。

AWSもここ数年、非常に注目されています。そちらも気になるという方はAWSについて参考までに以下の記事も合わせてお読み下さい。

【参考】ECサイト初心者向け解説〜AWSはAmazonのクラウドサービス

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ASPとパッケージの弱点をカバーする構築方法

クラウドECがなぜ注目されたかというと、複数の構築方法のいいところ取りをした結果、それぞれの弱点を補うことが可能になったからという点にあります。

ASPの弱点であるカスタマイズ性を確保

クラウドECはASPと非常に共通点の多い仕組みです。しかし、ASPのように出来上がったシステムを使うシステムではありません。多くのASPではカスタマイズできる幅が大きくありません。そのため、それぞれの利用者に合わせた環境構築に対して難しさがあります。

クラウドECでは、パッケージのアプリケーションをクラウドサーバーに格納して利用する感覚に近い形でサイトの構築をします。そのため、カスタマイズ性はある程度高く、機能の拡張についてもベンダーで利用可能なものであればすぐに利用できるのが大きな特徴の一つです。そのため、ほかのWEBサービスとの機能を連携させたり、意匠的なデザインだけでなく構造的なデザインの自由度も格段に高くなりました。

ある意味ではASPを進化させたものがクラウドECと言えるかもしれません。しかし、ASPは基本的にソフトウェアをクラウド上に展開してユーザーに提供しているSaaS型のサービスとされています。これに対し、クラウドECは開発環境、つまりプラットフォームをサーバー上に展開しているPaaS型であるというのが違いの説明としてよく提示されているものになります。

ただし、このあたりの概念はかなり混ざりあっているというのが現状です。実際、SaaS型でもクラウドECと銘打つパターンも実際には少なくありません。

こちらのページでASPとクラウドECの事業者も具体的に紹介をしています。あわせて参考にしてください。

【参考】ECサイトのASP~いろいろあるけど、企業向けならどう選ぶ?

パッケージの更新による煩わしさを回避

クラウドECの仕組み自体は、サーバーにプログラムを置くECパッケージによく似ています。ECパッケージはオリジナリティを持った専門性の高いECサイトを構築することができます。無料で利用可能なライセンスフリーのEC-CUBEはよく知られていますが、有料のものですとそれなりの価格になってきます。

ECサイトの構築方法としては開発環境としてWEBに関する専門的な知識や技術も必要になる選択肢といえます。しかし、その分、多くのユーザーのニーズを満たすことは出来る構築方法として、ASPでは物足りず、踏み込んだサイト制作をする場合には支持されている方法といえます。

しかし、問題はその管理に関わるコストです。アップデートなどへの対応はサイトを運営する側が自らの責任において実施することになります。つまり、バージョンアップへの対応は自らで行われなければいけません。そのため、メンテナンスに関しても持続的に技術力が必要になります。そのため、管理に関わる技術的なコストがバカになりません。

そうした問題をクラウドECは解決します。基本的にアップデートに関わる対応をユーザー自身で行う必要はありません。最新のアップデートへと対応するのはベンダー側が実施していくことになります。そのため、アップデートに関わるコストとトラブルを回避することが簡単にできるのです。

一方で、クラウドECをサービスとして提供できる事業者には高い技術力が必要です。新たな機能の追加には常にスピード感が要求され、その精度も求められます。多くのベンダーはサポートの体制などもしっかりと用意して、サービスに臨んでいます。

パッケージについては以下の記事も参考にしてください。

【参考】ECサイトをEC-CUBEで構築するメリットとリスク

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クラウドECのデメリットはシステムが自主管理できないこと

上記の話だけを参考にして構築方法を比較すると「クラウドECが最強の構築方法では?」と思えてきます。しかし、何事もメリットだけでなく、弱点はあるものです。

一つはサイトの開発に関わる手間です。技術や開発期間が必要になってきます。これはASPよりも格段に時間が必要で、技術的な難易度もあがります。そのため基本的にWEBについての専門的知識が必要になってきます。実際にはパッケージを構築するのと同程度の専門性と開発の期間が必要と考えてください。

2つ目は費用の問題です。基本的にASPよりかなり割高になります。数万〜数十万くらいが相場です。当然、それぞれのベンダーによって差がありますので価格は一定ではありません。毎月定期的に月額が発生しますので、ある程度の収益を見込めない場合は導入できません。

3つ目は、システムのソースコードが公開されていないことです。そのため、自主的にセキュリティ対策を行うことはできません。つまり、このあたりはベンダー次第ということになります。ベンダーの運営環境やサービスクオリティが低下すれば、直接的に影響を受ける可能性もあります。

もしかすると、クラウドという時点で、社内で導入を警戒される可能性もあります。インターネット上にあるということは、ハッキングの被害に合う可能性もあるからです。

とはいえ、こうしたことはどういった環境でもあり得ることです。サーバーを社内で構築したとしても100%安全とは言い切れません。そのため超大手のIT企業など以外では実はあまり問題にならないことかもしれません。

とはいえ、リスクヘッジを考えるのであれば、クラウドECでは対策があまりないのも事実といえます。PW管理をしっかりとしていくしかありません。

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クラウドECの構築は制作会社の力を借りた方が効率的

クラウドECは自由度を上げたASPとの境目が非常に曖昧になっています。もしかしたら「これはASPだ」というように意見のわかれるベンダーもあるかもしれません。

参考までに株式会社かいなでは、以下のようなクラウドECに対応しています。

  • ebismart
  • ecbeing
  • aishipR

ecbeingはメルカートというクラウドECのサービスを提供しています。

それぞれ、構築する場合にも特徴があるので、基本的にこうした経験を持つ制作会社を選ぶ必要があります。

ECサイトの構築については下記リンクもぜひ参考にしてください。

【参考】集客カテゴリ量産型ECサイト

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