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【SEO】Googleの検索アルゴリズムが繊細であることを示した8月のエラー

まだ5月のコアアルゴリズムアップデートの影響で、Google検索の順位変動が安定しない中で、8月11日にインデックスに関わるバグにより激しく順位変動がおきました。すぐに改修されましたが、精緻なシステムで検索エンジンが動いていることを世界中で再認識された出来事です。ここではその事象を中心に2020年8月のSEOに関連する状況をまとめて解説します。

アップデートと誤解された大変動はトラブルによるものだった

日本時間の8月10日の深夜から8月11日に検索結果順位の大変動が観測されました。SEOのスペシャリストやGoogleウォッチャーの間では「コアアルゴリズムの大きなアップデートが再び行われたのでは?!」という憶測が飛び交いましたが、結局、大規模なアップデートなどではなく、実際に複数のサイトからGoogleへの問合せには「バグである」と解答されました。

順位変動が大胆なものだったため、大きな影響を生みましたが、8/11の正午には解決し、Googleも公式にバグであった旨を発表しています。実際にはほんの数時間の出来事でしたが、騒ぎは大きく、未だGoogleの影響力の大きさを物語る出来事でした。

もちろん検索流入などのコンテンツマーケティングだけでなく、広告運用にも関わってくるため、影響は少なくないことはGoogle自体も理解していることではあります。検索ユーザーへ、求める精度に対して、良質な検索結果を表示することがサービスの最大目標であるため、それに向けて日々技術を積み重ねていることがわかった瞬間でもありました。

検索のシステムは繊細

この出来事は結果的にアルゴリズムの更新ではなくバグだったわけですが、改めて検索エンジンの繊細さをアピールすることになりました。バグの内容はCaffein(カフェイン)とGoogleが呼んでいるサイトのインデックスを作成するシステムの一部でエラーが発生したことで、順位の変動が起きていたとしています。インデックスのシステム自体が複数のプロセスを含む処理を高速で行っています。いろんなパラメーターを分析して検索結果として表示されるわけです。

Googleの技術者の一人は今回のトラブルについて

「検索エンジンは何千もの相互機能を持ったプログラムが接続されています。その結果、高品質な検索結果をユーザーに届けています。そこに砂粒をなげれば同じように機能は停止する」とTwitterを通して発言しています。

普段、何気なく検索を利用していますが、ユーザーの検索結果が、ユーザーの求めるものに限りなく近づくようにGoogleが今も開発を進めているということがよくわかるトラブルであり、そうした背景を読み取れる発言です。

基本的にユーザービリティをいかに高めていくかにGoogleはかけています。そのため、トラブルシューティングも比較的短時間で完了し解決しています。対応も早く、その後の影響は少なく済んでいると考えられます。一方で、検索エンジンは人為的に作られたものであり、トラブルも起すということは覚えておいた方がよい教訓ということが今回の事象ではっきりわかった部分です。

実際のところ、5月に行われたアップデートによって8月もまだまだ順位変動が不安定です。そうした中でこういった事象が起きたことで思いがけなく不安になる人も多かったようです。実際のところ、5月のアップデート以降、順位は動きやすくなっています。コンテンツへの評価に対して、変動しやすい要素を評価するようにアルゴリズムをアップデートしたのではないかと8月全体の状況を俯瞰すると考察できます。

検索の順位変動には中期的に見る必要がある

検索結果がECサイトに与える影響はいわずもがな少なくありません。SEO対策としてのコンテンツマーケティングの絶大な影響力を考えればわかることです。

実際にサイトへの流入数は検索結果の1位と2位、そして1ページ目と2ページ目で大きな開きがあります。その中で結果を出しているページの順位が大きく下がってしまうことは集客面での大きなディスアドバンテージですので、必死にならざるを得ません。一方でこの5月から検索結果の現れ方は不安定です。こうした場面では、あまり結果に騒がず「ある程度の期間を持って」様子を見ていくことが重要です。

コンテンツの検索順位で重要なのは、如何にページの一枚目に乗せていくか、その上で上位を獲得していくかということには変わりがありませんので、しっかりと記事をメンテナンスしていくことは重要です。

そのうえで、SEO界隈でもう一つ話題になっている記事がありました。海外のSEO界隈では有名な編集者のバリー・シュワルツ氏が書いた、普段SEO要因として考えられている誤解を並べた記事です。

【参考】SEO神話の破滅ーGoogleの検索順位要素ではないこと(英語)

ここでシュワルツ氏は「検索結果要因であると考えられてきた36項目」について、Googleの公式な発言などを引用して根拠を持って否定しています。たとえば「Googleの広告出稿」、「SNSでの“良いね”“メンション”の数」「検索結果表示のクリック数」「Googleアナリティクスでの結果」などは検索結果に直接影響しない」と根拠つきで否定しています。

項目としては以下の内容に言及しています。

  • 検索品質評価ガイドラインでのレイティング
  • Google広告
  • ソーシャルメディアでのメンションや“いいね”の数
  • 検索結果ページでクリックされた数
  • クリック後に検索結果ページへ戻るユーザー数
  • ページの滞在時間
  • 直帰率
  • ウエブ上でのユーザのエンゲージメントデータ
  • ユーザーのサイト内での行動
  • Chrome外でのコアウェブバイタル
  • Googleアナリティックスでのデータ
  • ユーザーのブラウザなどのツールバーのデータ
  • WEBサイトのトラフィック
  • カート落ち
  • 専門性、権威、信頼性(E-A-T)
  • レスポンシブデザインであること
  • AMP
  • コンテンツの正確さ
  • 筆者の信頼性
  • 構造化データのマークアップ
  • 文字数
  • 外部へのリンク
  • 商品の価格
  • URLの長さ
  • アクセシビリティ
  • 外部サイトの星や評価、レヴューなど
  • ベタービジネスビューロー(カナダの非営利団体)の認証
  • 信頼される組織や承認を得ていること
  • ドメインの経過期間
  • 3DやARでの画像データの掲載
  • メルマガの登録者数
  • Google+の1
  • 現実世界でのユーザーシグナル(住所や電話番号など)
  • ページ数の多さ
  • コンテンツの頻度
  • Mozによるドメインパワーの計測

これらは直接、Googleの表示順位に関係ないということで、SEOには多くの誤解があるとしています。ただし、直接は関係しないというだけで、すべてのことがらを無視すべきとも言っていません。またコンテンツの正確性については、偽りの情報を拡散するということにはもちろん問題がありますし、情報の前提として重要です。

AMPはモバイルでの高速化を考慮したWEBのフォーマットですが、AMPであることが条件ではなく、実際の表示速度は問題になったりします。Google広告にしても直接の効果ではなく、被リンクなどには影響することを考える必要はあるでしょう。あくまでもこの記事で取り扱っている内容は直接の計測データとして評価していないということです。

都市伝説的な評価基準を否定する内容についてはしっかりと汲み取りつつ、やはりあくまでもユーザビリティの高い記事とは何かを考えてコンテンツを掲示していくことが重要です。

表示速度への指摘はさらに強化されてきている

先月の記事でも表示速度やリンク要素の指摘をサーチコンソールが強化していることについて指摘していますが、その傾向は8月に入りさらに強く、求められる基準も高くなっているようです。

【参考】Googleのアルゴリズム変更が与えた影響

また、どういったページであるかという意味付けなどの項目がサーチコンソール内の項目に増えています。新たに「ニュース」という項目が増えてあり、情報鮮度などは高く評価していく傾向が伺えます。

こうした流れを全体的に見ていくと、表示速度などのユーザービリティ強化はサイト構築時に必ず取組まなければいけない必須項目としての流れをさらに強めていることは確かです。

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