APIを使って自社のECサイトをより便利にパワーアップしよう

2020.07.03

APIは組み込むことで、他のウェブサービスを自分のサイトで利用できるようにする、プログラムを繫ぐ窓口のようなものです。

APIを使うことで開発に関わる経費や時間を節約できたり、より便利に使えるサイトにすることも可能です。ここではそのAPIをECサイトという視点で、APIについて解説します。

APIはウェブのサービスを一部利用できる仕組み

最近はよくAPIという言葉を聞くようになりました。ちょっとしたコンピューター情報のニュース記事でもよく出てきます。この言葉をなんとなくわかったような気持ちで読んだり、使っている人もいるかもしれません。

APIは「Application Programing Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース」の頭文字を取った略称です。

アプリケーションとは、利用者が何らかの目的をもって動かすことのできるプログラムのことです。例えばスマートフォンのアプリはこのアプリケーションから取っています。

プログラミングはコンピューターに命令を与える作業のことです。この言葉自体はすでに一般化しているので使う機会も少なくないですね。そしてインターフェースは何かと何かを連携させる、繋げる機能を持つもののことです。

つまりAPIは何らかのプログラムを何かとつなげるために機能するもののことです。APIという概念自体はいろんな分野で使われますが、ECサイトなどで使うAPIは正式には「WEB API」と言います。ここではこのWEB APIのことをAPIとして統一して表記します。

具体的にはAPIはサイト上に何か別のサービスなどで利用するプログラムで生成された画面を、自分のサイトに表示させたりする機能のことです。もし自分のサイトに互換性のあるAPIが提供されていれば、そのAPIを利用することで他のサービスを取り込むことが可能になります。よくウエブサイトで見るのはGoogleMapを埋め込んで現在地の情報にしているものです。これはGoogleがAPIを提供しており、簡単にいろいろなサイトが利用できるようになっているために普及しているものです。

他にもブログなどでAmazonや楽天などの商品リンクがサムネイル状になって表示されているのを見たことがあると思います。これはそうしたモール型ECサイトがAPIを提供していて、それを個人のブログなどに使っているものです。

他にもTwitterやFacebook、Instagramの投稿などが表示されているサイトもよく見かけます。これもAPIをそうしたSNS運営会社が提供しており、そのAPIを利用しているものです。

販売している商品と関連のある投稿を表示させたり、SNSでの反応を分析するためのAPIなどを用意していている場合もあります。表示して集客に利用するだけでなく、データを活用してマーケティングに利用するなどの利用方法が想定されます。ビジネスで利用可能なAPIが数多く提供されています。

APIを使ってモール型ECと連携する方法もある

APIを利用できるような構築方法をとっているのであれば、Amazonや楽天などで提供しているAPIを利用することができる可能性があります。それによって自社ECサイトとモール型ECのシステムをつなげて管理を一元化することもできます。

自社ECサイトは集客が難しい側面があります。集客力がすでにあるモールへ出品することでその弱点を補おうと考えた場合、ネックになるのがその管理です。自社ECの対応の他に、モールでの管理業務も発生することになるからです。

例えば共通した商品を取り扱う場合は、在庫管理が大変です。モールで登録した在庫数で売り切れがおきても、自社ECサイトには大量に余っていて販売機会を失ってしまうということも起こりやすくなります。

そこで、それぞれのモールで管理用のAPIが提供されている場合があります。それを自社ECサイトに組み込んで、受注時にどちらのチャネルで決済されても一つの在庫からピックアップされるようにすることで管理がしやすくなるといった機能をもったAPIを提供しているモールもあります。

ただし、ASPを利用していて、利用したいAPIに対応していない場合は導入できないこともあります。もちろん、ASPの中にはモールとの連携を強化できるAPIに対応しているプロバイダーも増えてきています。それでも、APIで連携できる機能が全て自社ECサイトの環境とマッチしているとは限りません。そのため、事前にリサーチをしておくことも重要です。

モールと自社ECについては以下の記事も参考にして考慮してみましょう。

【参考】自社ECサイトはモールに出店していてもやるべき3つの理由
Amazonで分析するモール型ECサイトのメリット・デメリット

New call-to-action

組み込むには知識が必要になる

APIをECサイト上で正常に動作させるためには、提供されているAPIのルールに添って正確にプログラミングする必要があります。

そのため、APIを利用するためにはある程度は知識が必要になってきます。また、APIを連携する機能はその提供元次第です。そのため、しっかりと事前にどういった機能がどのように利用出来るのかを調べておく必要があります。

導入後に「やっぱりなんか違う」となった場合、自身で組み込んだもので、簡単に削除できるようであればいいですが、そうでない場合はいろいろと面倒です。

それでもAPIを使って他のWEBサービスと連携させて自社のECサイトを強化できるのは魅力的です。SNSではAPIが各種提供されており、会員のログインにFacebookアカウントでログインできるようにしたりといった使い方もできるようにすることが可能です。SNSに連携ができる機能は集客にも影響するので、上手に使いこなしたいところです。

New call-to-action

APIを活用しやすいShopify

ASPの中でもAPIを豊富に用意しているのがShopifyです。海外のASPですが、最近では日本語環境への適応も進んできています。

その結果、活用の幅が広いASPであることが国内でも認知され始めています。APIに強いShopifyについての資料を無料でお読みいただけるよう、まとめました。WEBには書きにくいこともここには掲載しています。この機会にぜひ、お読みいただき参考にしていただければ幸いです。

PAGE TOP
メールで
お問合せ
ZOOMで
無料相談
お役立ち
資料DL

ブランディング会社がつくった
共創ECプラットフォーム